Vol.13 インドネシア訪問記

◆インドネシアに行ってきました

こんにちは、 (株) 箱や工場長の下村です。

この度、9/7( 日) ～ 9/15( 日) の 8 日間の日程で、木箱用のファルカタ原板や木箱製品を供給して頂いているインドネシアの CV.PURBAYASA( プルバヤサ ) へ訪問してきましたのでその旅の様子を紹介したいと思います。

訪問の目的は、当社で製造・販売している木箱の大半を占める揖保乃糸素麺用木箱についての商談です。遠い空の下で同じように箱作りにインドネシアのことを知ってもらえればと思います。

◆インドネシアってこんな国

国名：インドネシア共和国

面積：約192 万㎢（日本の約5 倍）

人口：約2.8 億人( 世界第4 位)

首都：ジャカルタ

公用語：インドネシア語

宗教：イスラム教 87％、キリスト教 10.4％、ヒンズー教 1.7％、仏教 0.7％

気候：高温多湿な熱帯モンスーン気候で、乾季（ 5 ～ 10 月）と雨季（ 11 ～ 4 月）に分かれます。平均気温が 27℃から28℃で最高気温が 30℃程です。

インドネシアは約18,000 の島々からなる島しょ国家で人口が非常に多く経済発展が著しい国です。また、戦後の経済発展期にインフラ整備や教育、医療などの分野で日本から多くの支援を受けたため親日国家でもあります。現在も多くの日系企業がインドネシアに進出しており、インドネシアにとって日本は重要な貿易相手国であります。日本のアニメ・漫画も若者を中心に人気があり、そうした文化的な面からも日本に親しみを抱いているようです。

ナシゴレン(炒飯)はインドネシア料理

◆【 DAY-1】 9/7( 日 ) ひたすら移動と待ちの 1 日

９時に関西空港を発ち香港へ、そこで３時間待機し別便に乗り継いでジャカルタに20 時前に着きました。更にタクシーで１時間程でホテルに到着。12時間以上に及ぶ移動でヘトヘトです。ホテルでご飯を食べて就寝。

待ち時間に香港空港内を探索しましたが、ジャッキー・チェンはいませんでした。

◆【 DAY-2】 9/8( 日 ) 今日も今日とて移動の1 日

首都ジャカルタから約330km 離れたプルバヤサの工場があるプルヲケルトという町へ電車で向かいます。日本の新幹線なら1.5 時間程の距離を4 時間強かけて進みます。日本を出てから2 日間の移動でようやく工場のある街へ到着しました。

車内は広々とし空調も効いていて快適でした。

◆【 DAY-3】 9/9( 月 ) いざ商談！

ホテルから車で約 30 分程でプルバヤサの工場へ到着。

皆さんと挨拶し、いよいよテグ社長と商談を行います。

前期のお礼と反省点や改善方法について、また今期の展望、そして何より重要な今期のファルカタ原板と木箱製品の価格交渉を行います。

約1 時間お話しして今期もお互い前向きに協力し合って取り組んでいきましょうということでスムーズに交渉はまとまりました。

◆【 プルヲケルトの歩き方】

プルバヤサでの箱作りの様子は次号でお話しするとして、プルヲケルトの街並みや食べ物についてご紹介します。

とにかく街中はどこを見ても人がいてその多さに驚きます。東南アジアのイメージ通り道路はバイクで埋め尽くされています。

ご存じナシゴレンは、ナシ（米）ゴレン（炒めた）という意味で、日本でいうところの焼き飯です。スパイシーな味付けです。ミーゴレンはミー（麺）のゴレンなので焼きそばです。とんでもなく辛い料理もありましたが、どの料理も非常に美味しかったです。

プルヲケルトの市場

左からフルーツスープ、ミーゴレン

一番美味しかったラーメン（？）とシューマイ

◆【 DAY-3.4.5】プルバで箱作り

ファルカタの商談を行った9/9～11 の３日間はプルバヤサの工場で箱の生産に参加しました。

プルバヤサには現在1,700 人程の社員がおり、勤務時間は7:00～ 15:00 です。作業内容は、ファルカタ材を原板や箱にする加工で、人員が豊富なので日産は約5,000 ～ 6,000 箱です。販売先は全て海外です。日本、中国、台湾などの中で日本向けが一番取引が多いようです。

1) 製材

2) ラミネート（横接着）

3) ラミネート（圧着中）

4) 枠貼り

5) 底貼り

6) サンダー掛け

7) コンテナ積載

◆【DAY-6.7.8】帰路

短い滞在でしたが、帰る前には少し寂しさを感じるものです。2 日掛けでジャカルタへ。9/13( 日) 08:10 ジャカルタ発→香港を経て→21:25 関空着。無事に日本に帰ってくることが出来ました。

訪問する度に成長著しく刺激的な国だなと感じます。そして親切で笑顔が絶えない人間味のある国でもあります。

また来年のレポートをお楽しみに！（下村）